文化財保護の新しい在り方か、クラウドファンディング

法隆寺がコロナ禍による参拝者の大幅な減少で整備費用などが十分に捻出できないことから、2022年6月15日よりクラウドファンディングを始めたことはNHKなどの報道でご存じの方もいらっしゃるかと思います(NHK報道はこちら)。

又、開始からたった一晩で目標の2,000万円を達成し、2日目の本日(6/17)朝の段階で5,400万円を超えるご寄進が集まったこともNHK等で報道され広く知られることとなりました(NHK報道はこちら)。

法隆寺クラウドファンディングのホームページはこちら

昨年、甃会もご寄進をした聖林寺国宝十一面観音新収蔵庫建立にあたっても、幾度かのクラウドファンディングで浄財を集められたことも周知のことです。

 

甃会の活動方針の一つである「古美術研究の啓発活動」に含まれる文化財保護活動が、コロナ禍をきっかけにクラウドファンディングという新しい手法として、定着していくことになるのではないでしょうか。

尚、法隆寺と時を同じくして、西大寺においても巨大掛け軸の修理と謎解きのためのクラウドファンディングを始めたとのことなので、こちらもご紹介いたします(目標金額500万円、現在の支援額140万円)。法隆寺との集金力の差、考えさせられるものがあります。

西大寺クラウドファンディングのホームページはこちら