前回の記事でお知らせしました柏田道夫さん(1977年卒工芸班)作、青春座公演「ゼロの焦点」は(5月25日・26日上演)大盛況のうちに終演となりました。
松本清張生誕115周年、柏田さんが書かれた脚本を15年ぶりに再上演、というものでした。北九州芸術劇場中劇場は収容人数700人、ほぼ満席だったそうです。
観劇のレポートをいただきましたのでご紹介させてください↓
物語の展開にどんどん引き込まれていき、とても面白かったです。
小説も読まず、映画も観ていませんが、「ゼロの焦点」といえば男女のどろどろとした愛憎劇という印象でした。
今回の上演で、戦争によりそれぞれの事情を抱えた女性たち(パンパン)が、それぞれ懸命に生きていく姿があり、その延長上に今の私たちが生きていること、戦争のもたらした色々な悲劇などがきちんと描かれていて、心に響きました…。
80年も続いている市民劇団 青春座、素晴らしいです!
~亀村(旧姓松井)桂子さん(1978年卒絵画班)より~
「とても良い舞台でした。書いた本人が泣いた」と柏田さん、FBに投稿されていました。
「ゼロの焦点」をお芝居で?ここから信じられませんでしたが、観客の心を動かし、響いたのは、柏田さんの脚本あってこそと思います。 原作のエッセンスと、演じる劇団員の皆さんの熱き思い…相まって創り出された舞台。東京でも是非公演を!と願う者です。
(ご参考) 歴史ある市民劇団 青春座
松本清張生誕115年周年記念 第2弾、青春座
こちらも柏田道夫さん作「西郷札」が秋に公演される予定です。
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柏田道夫 (火曜日, 28 5月 2024 14:52)
亀村ご夫妻に観劇いただき、感謝感謝です。
桂子さんのご感想もありがとうございました。嬉しいです。
土日の3公演のみですが、トータルで1000名を越えたということで、劇団員喜んでいました。
東京とかでも何とか上演できないかと画策しています。
秋には清張の最初の作品でもある『西郷札』をやります。ご期待下さい。